2010年10月20日水曜日

世界のゲームショップから垣間見る人気ゲーム事情

先日ヨーロッパに旅行に行き、
何カ国かでゲームショップに行ってのぞいてみました。
そこで少し驚きがあったので、今回は海外のゲームショップについて。

旅行先で各国のゲーム事情を探ってみると、おもしろいものがあります。

数年前のことですが
マレーシアではFF10が、ゲームとしてではなく「映像ソフト」として売っていて、
誰かがプレイしている動画が立派な動画DVDとして売られていました。
ティーダがフィールドを移動しているところ、街で人と会話しているところ、
などを見ておもしろいのか、ちょっと私にはわかりませんが…。
(しかも怪しい店とかではなく、ツタヤ的な大きな綺麗な店で売られていました)

また、タイのプーケット島でのぞいたゲームショップでは、
"Wii"にそっくりな"Wu"(←uの上に点々がついていて、パッと見はWii…)という
ゲーム機が売られていました。
もちろん(?)MADE IN CHINA。

ベトナムでは、なんとハリーポッターの「ファミコンソフト」が売っていました。
ファミコンです。スーファミではありません。
ハリーポッターということは、結構最近だと思うのですが、
わざわざこのご時世にファミコンソフトを誰かが開発してたってことでしょうか??

ゲームショップではないですが、
香港では電車内でDSを遊んでいる若者が多かったです。
(比率で言うと、東京より多いかも?)
彼らが正規のゲームを買っているかどうかは微妙ですが…。



さて。
アメリカでは、GAME STOP等が有名なゲームショップです。
アメリカに来て思ったことは、

1)XBOX360の立場が高い。
日本だと存在感が薄く、PS3の方が一般的なイメージですが、
アメリカではXbox360≧PS3のような気がします。
(ほぼ同じか、Xboxの方がちょっと目立つ)
※Microsoftの本拠地であるシアトルエリアだから特に目立つのかも…

2)PSPの存在がとても薄い。
車社会で、通学・通勤中にゲームという需要がないからだと思います。

3)ギターヒーロー(PS3)、ロックバンド(Xbox360)の存在感がでかい。
ショップの目立つところに体験コーナーがあることが多いです。

4)店内の女性比率が日本に比べて高い。(客・店員ともに)

5)WiiやDSのポジションは大体日本と同じ。ファミリーと子供向け。

6)FPSが多いせいもあり、パッケージが戦争系のリアルなものが多い。
日本でゲームショップにいくと、
アニメや漫画っぽいパッケージのものが多いですよね。
ジャンルで言えば、ファンタジーが比較的多いです。

例えば、 ファイナルファンタジー13の発売時期に貼ってあったポスターは、
アメリカで見ると、なんとなく店内から浮いているような気がしました。
また、発売後、ソフトが棚に置いてあっても、
なんだか周囲のソフトから浮いている…。
CALL OF DUTYやARMY OF TWO,HALOなどと一緒に並んでいると、
どうもFF13だけファンタジー。




Call of Duty: Black OpsFinal Fantasy XIIIArmy of Two: The 40th DayHalo ReachBioshock 2
※ちなみに、同じ北米ということもあって、
カナダのゲームショップも似たような感じです。


ですが、世界中がそうなの?というと、そんなことはありませんでした。
ヨーロッパのゲームショップでは、
PS3≧Xbox360、
ファンタジー>リアル戦争もの
でした。


これはわたしなりの見解ですが、
ヨーロッパの人にとっては、アメリカ的FPSよりも、
中性ファンタジーの方がずっとリアルで信憑性があるのではないか、と思いました。
例えばドイツで観光地にいけば大体古城があるし、
ヨーロッパの主要都市には歴史がある立派なカテドラルがどーん、と立っています。
なので、彼らにとってはファンタジーは身近な物。
日本人が時代劇を楽しむような感覚で、
ヨーロッパ人は中性ファンタジーを楽しめるのだと思います。

あれほどアメリカのゲームショップでは浮いていたFF13が、
ヨーロッパのゲームショップで見ると、あら不思議。
とてもその場になじんでいました。
Dragon Age 2 - Bioware Signature EditionSEGA VANQUISH for PS3 [Japan Import]Final Fantasy XIIICastlevania: Lords of ShadowAssassin's Creed: Brotherhood

アメリカで生活していると、今度はその常識にとらわれてしまう。
そんなことを気づかされた、欧州ゲームショップ巡りでした。

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